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ドンブラ(カザフスタン) 


民族楽器 ドンブラ

ドンブラはイスラム教徒のトルコ系遊牧民族、カザフ族に古くから伝わってきた弦楽器です。カザフ族は、現在、カザフスタン、中国の新疆ウイグル自治区、ウズベキスタンなどで暮らしています。ドンブラの「ドン」とは楽器が出す音を表したもの、「ブラ」はカザフ語で楽器の音を調律するという意味です。

全長は約1メートル、重さは500グラムほど。胴体は表の平らな部分が松、裏のふくらんだ部分が白樺でできています。昔は弦に羊の腸を使っていましたが今はナイロンがほとんどです。音量はかなり小さく、一般に自分で琴を弾き、自分で歌を歌うことと独奏、合奏などに使われます。 カザフ族の人達にとってはドンブラは欠かせない楽器です。遠くへ放牧に出かけても楽器ひとつあれば寂しさを紛らわすことができ、夕方家に帰るとドンブラを弾きながら歌を歌ったり、踊りを踊ったりして家族と一緒に楽しく過ごします。

現在では、カザフ族の音楽関係者たちはドンブラを改良し、品位を増やし、鋼線の弦に改め、音域を広げ、音量を大きくし、音の高低の異なったドンブラを作っています。独奏、合奏、伴奏などに幅広く使われ、その音色は、草原を流れる川の音や、鳥の鳴き声、羊の群れ、馬の走る音などを生き生きと表現することができます。

 

 



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