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   演奏について

オーケストラピットの中は

 オーケストラピットとは、客席の前側の一部が可動式になっていて、上げたり下げたりできるようになっている構造のことです。オーケストラピットは普段は客席の一部なので、使用するときはその部分のイスを取り外して使用します。その用途は主にオペラやバレエなどの伴奏をオーケストラが演奏するときの場所として使用します。

 オーケストラピット(通称オケピとかピットと呼ばれる)はホールによって広さや形はそれぞれ違いますが、ほとんどの場合、そのスペースはかなり狭く、演奏家はぎっしりとすし詰めになって演奏することになります。

 管楽器はまだ動きをがまんして演奏することもできますが、弦楽器や打楽器の奏者は身体の動きを伴いますので、つめて座るにも限度があります。そのためにやむを得ず弦楽器の人数を減らしたり、打楽器を花道に上げるなどステージマネージャーは調整を強いられることも少なくありません。花道の場合は長時間のオペラやバレエなど間、ずっと聴衆の目にさらされ続けることになります。

 ただでさえ狭いピットの床には譜面灯(暗い中で譜面を見るための電灯)のコードが蜘蛛の巣のように走っています。万一それを引っ掛けてコードなどを抜いてしまったら、何人もの人の明かりが消えてしまいます。暗いピットで明かりが消えたら演奏は続けられません。

 また、オーケストラのチューニング(音合わせ)が始まれば、ピットの入り口はステージマネージャーによって閉じられ、例え次の休憩まで出す音が一つしかなくてもじっと座っていなくてはなりません。

 さらに、ミュージカルや色物では、幻想的な演出効果を高めるためにステージ一面に溜められたドライアイスの煙や、花吹雪などがふりそそいでくることもあります。そんなとき指揮者は見えないし、息を吸ったらむせて咳き込むし、ピットって入ってみなければその苦労はわからないようです。



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