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    クラシックの素朴な疑問

大作曲家の通称


大作曲家の中には通称がある作曲家が少なくありません。そのほとんどは作曲家が亡くなってから、後世につけられたものですが、日本では明治以降、義務教育の音楽の授業にヨーロッパのクラシック音楽を取り入れた頃、親しみやすいように通称を使ったものが多いようです。その中には日本だけでつかわれているものもあるようです。それではどんなニックネームがあるか見てみましょう。


音楽の父= ヨハン・セバスティアン・バッハ

 ヨハン・ゼバスティアン・バッハは、18世紀に活動したドイツの作曲家です。バロック教会音楽の大家ともいわれるバッハはオルガンの名手で、厳格な「フーガの技法」を完成させ、200曲以上のカンタータとオラトリオを作曲し、生涯に鍵盤楽曲を中心に1000曲以上の作品を残しました。バッハ一族は多数の音楽家を輩出していますが、俗にバッハという場合には、ヨハン・セバスティアン・バッハのことを指します。区別のため「大バッハ」と称することもあります。

音楽の母 = ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル
 ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルは、バッハと並び称されるドイツ・バロック音楽の最大の作曲家とされ、「音楽の母」とも呼ばれています。ヘンデルはあらゆる分野に膨大な作品を残しており、中でもオペラやオラトリオのような劇作品の作曲に情熱を傾けました。オラトリオ「ハレルヤ」は特に有名で、キリストの生誕から受難、そして復活までを壮大に歌いあげています。

交響曲の父、弦楽四重奏曲の父= フランツ・ヨーゼフ・ハイドン

 フランツ・ヨーゼフ・ハイドンは古典派を代表するオーストリアの作曲家です。ハイドンは古典派音楽の父と言われ、特に交響曲、室内楽、ソナタなどの器楽の分野で古典派音楽の完成に大きな貢献をしました。

 104曲余におよぶ交響曲と68曲の弦楽四重奏曲を作曲し、「交響曲の父」、「弦楽四重奏曲の父」とも呼ばれています。特に弦楽四重奏曲第77番第の2楽章にも用いられた皇帝讃歌「神よ、皇帝フランツを守り給え」の旋律は、現在ドイツの国歌として用いられています。


神童=ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト

 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトはわずか5歳のときからピアノ曲の作曲を始め、6歳でミュンヘンやウィーンの宮廷での御前演奏を行い「神童」とも呼ばれました。35歳で生涯を終えるまで、数多くの有名な楽曲を作曲し、この世にそれを残してきました。クラシック音楽に興味がない人でもその存在と、その音楽を一度は聴いたことがあると思います。モーツァルトは誰にも真似のできない不滅の音楽を残した「神童」ではないでしょうか。

楽聖=ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン

 ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンは1827年ドイツのボンに生まれました。モーツァルトと並んで最も有名なクラシック音楽の作曲家の一人で、「楽聖」の称号で知られています。代表作は9曲の交響曲をはじめ、5曲のピアノ協奏曲、17曲の弦楽四重奏曲、32曲のピアノ・ソナタ、オペラ「フィデリオ」、バイオリン協奏曲と数多くの傑作を残しました。ベートーヴェンの生涯は苦悩と隣り合わせだったといわれていますが、その生涯からは想像もできないような、高貴な精神性が感じられます。この「楽聖」の称号は日本だけのようです。

ピアノの詩人 = フレデリック・フランソワ・ショパン

 フレデリック・フランソワ・ショパンは1810年、ポーランド生まれの音楽家です。その作品のほとんどはピアノ独奏曲が占め、それまでの作曲家に見られない繊細できらびやかな音の使用で「ピアノの詩人」とも呼ばれています。ノクターンやワルツなど、今日でも彼の作曲したピアノ曲はクラシック音楽ファン以外にもよく知られており、ピアノの演奏会において取り上げられることが最も多い作曲家の一人です。

ピアノの魔術師、交響詩の創始者= フランツ・リスト

 フランツ・リストは、1811年にハンガリーに生まれ、ドイツ・オーストリアなどヨーロッパの各国で活躍したピアニスト・作曲家です。リストは超絶的な技巧を持つ当時最高のピアニストで「ピアノの魔術師」と呼ばれました。ピアニストとしては当時随一の名手であり、演奏活動のみならず、教育活動においてもピアニズムの発展に多大な貢献をしました。リストといえば難しいピアノ曲の作曲家で知られていますが、また、交響詩の創始者でもあります。

歌曲王=フランツ・ペーター・シューベルト

 フランツ・ペーター・シューベルトは1797年オーストリアのウィーンに生まれた作曲家です。シューベルトといえば映画「未完成交響楽」や「魔王」を連想する人も多いと思いますが、わずか31年の生涯に、600曲を越す歌曲を書いたシューベルトは、その美しい歌曲の数々から「歌曲王」と呼ばれています。

ワルツ王=ヨハン・シュトラウスU世

 ヨハン・シュトラウス2世は「ワルツの父」と呼ばれた、ヨハン・シュトラウス1世の長男です。オーストリアのウィーンで活躍した作曲家、指揮者、ヴァイオリニストです。生涯の多くを、ウィンナワルツの作曲に捧げ、生涯500曲を越える作品を残し、「ワルツ王」とよばれています。また、ワルツの他、オペレッタ、ポルカなども多数作曲、毎年、元日に行われる「ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート」では彼の作品が演奏されることが多い。

ワルツの父=ヨハン・シュトラウスT世

 「ワルツ王」と呼ばれているヨハン・シュトラウスU世の父。ウィーンで毎年、元旦に楽友協会の「黄金の間」で行われるウィーン・フィルの「ニュー・イヤーコンサート」のアンコール曲としてかかせない曲「ラデッキーマーチ」の作曲者です。シュトラウスT世は、ウィンナ・ワルツの基本を完成させた作曲家として歴史に名を残しています。そしてその遺産は息子のヨハン・シュトラウスU世に引き継がれます。

管弦楽の魔術師=モーリス・ジョセフ・ラベル

 モーリス・ジョセフ・ラベルは1875年に生まれたフランスの作曲家です。有名な「ボレロ」をはじめ管弦楽曲やピアノ曲などに数多くの傑作を生み出しました。ラヴェルの管弦楽法は繊細、合理的であり、模範的な管弦楽法とされています。このためラヴェルは「管弦楽の魔術師」「オーケストレーションの天才」「スイスの時計職人」(ストラヴィンスキー談)とも呼ばれています。また、スペインやアメリカのジャズなどを取り入れた曲なども書いています。

マーチ王=ジョン・フィリップ・スーザ

 ジョン・フィリップ・スーザは1854年生まれのアメリカの作曲家、指揮者です。行進曲の名作「星条旗よ永遠なれ」や「ワシントン・ポスト」などを作曲し、世界中から親しみを込めて「マーチ王」と称されています。その親しみやすい爽快なマーチは、誰もが一度は聴いたことがあるメロディーだと思います。



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