ズービン・メータ(1968年〜）
Zubin Mehta

ズービン・メータは1936年生まれのインド出身の指揮者。父はボンベイ響の創立者。1954年ウィーン国立音楽大学で指揮法の名教師として名高いハンス・スワロフスキーに師事。５８年リヴァプール国際指揮者コンクールに優勝、一躍注目される。翌1959年にはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮しデビュー、大成功を収める。1961年からモントリオール交響楽団の音楽監督、1962年からロサンジェルス・フィルハーモニックの音楽監督（78年まで）、1978年からニューヨーク・フィルハーモニックの音楽監督（91年まで）に就任する。1968年よりイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を務め。現在、終身音楽監督の職にある。また、オペラの指揮にも長け、1998年からバイエルン国立歌劇場の音楽総監督に就任。現代の指揮者界を支えている一人である。

フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団は、イタリアのフィレンツェにあるオーケストラである。フィレンツェ五月音楽祭劇場の座付きオーケストラであり、フィレンツェ五月音楽祭の中核オーケストラでもある。

フィレンツェ五月音楽祭劇場は1862年にヴィットーリオ・エマヌエーレ劇場として設立。フィレンツェ歌劇場、もしくはフィレンツェ市立劇場とも呼ばれる。またフィレンツェ五月音楽祭は、1933年にヴィットリオ・グイにより創設された。劇場の首席指揮者や首席客演指揮者はリッカルド・ムーティ、チョン・ミョンフン、セミヨン・ビシュコフらが務めた。1985年から現在までズービン・メータが首席指揮者を務めている。