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コンサート当日<ステージ関連>
ステージマネジャー
ピアノ調律
照明
音響
場内アナウンス
ケータリング
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ステージ・マネジャー
ステージの進行係です。ステマネとも呼ばれます。リハーサル時から立会いホールのスタッフとの打ち合わせをして進行をつかさどります。
開演の時間を指示し、奏者を楽屋に呼びにいき、奏者の出入りのきっかけを合図し、楽器のセッティング(ピアノの場合位置の確認)、小物があればその出し入れし、照明のON・OFのきっかけを出し、ステージに係わるすべての進行をつかさどります。
実際に行ってみると裏方さんとはいえかなり緊張する役目です。たとえば演奏プログラムがすべて終わって演奏者がステージ裏にもどってきます。会場内では拍手が続いていますが、奏者が袖でゆっくりしていると拍手が終わってしまうこともあります。折角アンコール曲を用意しながらアンコールできないということにもなりかねません。
そこでステマネはタイミングを図り、演奏者にステージに出るように促がします。演奏会に慣れていて自身で出入りする演奏家ならよいのですが、そういった細かいことまで気遣いするのがステマネの仕事です。
またステマネは演奏中は出来るだけステージ袖に待機しているようにします。ステージ上での思いがけないアクシデントにもすぐに対応できるようにするためです。地震が起こったり、客席から不審者などが上がってくるようなこともなきにしもあらず。あらゆることに気を配る心がけが大切です。
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ピアノ調律
ピアノの調律については、事前の会場との打ち合わせの際にホールを通じて依頼してもらうのが普通です。調律は通常、ホールのピアノのメンテナンスの会社(スタインウェイ製なら松尾楽器、ヤマハ製ならヤマハ)に依頼されます。そして調律料は当日、調律終了後に主催者が支払います。
気をつけなければならないのは、ピアノの調律にはおおよそ2時間かかりますが、そのピアノ調律の時間も会場の使用時間の中に含まれるということです。そして調律師さんには演奏会が終了するまで立ち会ってもらいます(これには別途立会い料金がかかります)。
その理由は、演奏の途中でピアノの弦が切れるようなアクシデントに対応してもらうためです。弦が切れた場合には弦を張り替えて演奏を継続しますが、代わりのピアノがあればそれを使用する場合もあります。いずれにしても調律師さんの判断を仰がなければなりません。
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照明
ステージの照明についてはホールのスタッフにお任せするのが通常です。特別な照明(色をつけたり、スポットライトを使用したり)以外はピアノリサイタル用の通常の照明で問題ありません。なおコンサート開始の際の照明をつけるタイミングと終演の際のタイミングはステージマネージャーがきっかけを出すことがあります。
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音響
ピアノリサイタルの場合はPA装置は使用しませんが、場内アナウンスをしたり、挨拶等でマイクロフォンが必要な場合は、打ち合わせ時に依頼しておきましょう。
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場内アナウンス
クラシックの演奏会ではアナウンスはあまり使用しません。しかし最近は携帯電話を殆どの人がもっているために、改めて電源を切るようにアナウンスすることも多いようです。その際にアンケート等があればその案内もしてもよいでしょう。
一般的なアナウンスの原稿」
「本日はご来場ありがとうございます。皆様にお願い申し上げます。会場内での飲食、写真の撮影、録音、録画はご遠慮下さいますようお願いいたします。また携帯電話の電源はお切り下さいますよう、今一度ご確認をお願いいたします。」
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ケータリング
コンサートにおけるケータリングとは出演者に対してステージ以外の場所でのケアを行うことです。演奏者の食事や飲み物の準備をしたり、演奏者が心地よく演奏に集中できるようにケアをします。演奏終了後は控え室に忘れ物がないか、備品等は元通りになっているかまで確認します。
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