ホールの席はどこがいいの
♪ オーケストラの場合に限っていうと、一般的には中央の後ろのほうが良いとされています。あまり前の方の席ですと、音のバランスの面で、近くに位置している楽器の音が聞こえ過ぎたりするようです。ただ、中央の後ろでも、二階席の下に位置するような席はお薦めしません。
♪ 一般にいい席とは「音響がいい席」のことをさします。もちろん、チケットのランクからしてS席がいい席に決まっていますが、海外アーティストなどの場合は、ホール中のほとんどがS席ということもあったりするので、同じS席でもかなり端の席も含まれますので一概にランクだけで判断するのは危険です。少々ステージから離れていても、S席の端よりA席の方が音がよかったということもよくあることです。
♪ また、ホールによって音響がいい席は若干ずつ異なります。コンサート会場に何回も足を運ぶと、どのあたりが良いか、フルオーケストラの場合、室内楽の場合、オペラの場合でどう聞こえ方に違いがあるかがわかってくるようになります。まずあたりはずれのないのは、二階席がある場合は、二階席の最前列がお薦めです。
♪ さらに音響がいい席だけではなく、例えばピアノ・ソロなんかの場合には、ピアニストの手元が見える席が好まれ、ステージに向かって左側の席から売れていきます。人によっては音楽を聴くという目的だけではなく、音楽より近くで見たい、また正面から指揮者の表情を見たい等、様々なケースだってありますね。
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