総括責任者(会場責任者)
演奏会当日の運営の責任者です。演奏会の運営に係わる担当者を決めて、コンサート会場での運営がスムーズに行くように取り仕切ります。また会場内でのトラブルの処理や、会場と主催者の間の総括的なことがらをサポートします。
招待者受付
招待者受付はご招待した方々の受付をするところです。ご招待者は主催者にとっては大切な方々です。予め、来場が予定されている大切なご招待の方には、全席自由席の場合では一番聴きやすい席に「指定席」や「関係者席」等の張り紙をして席を確保しておきます。 特に音楽関係者や評論家は出来ればお席までご案内するような配慮も必要でしょう。そのためには招待者受付の担当者はご招待する方々の顔をできるだけ知っている人にするのがよいでしょう。 また演奏会によっては、ほとんどがご招待者のような場合がありますが、その場合は特に招待者受付を設けないほうがよいでしょう。ご招待者の中にはよい席を期待してくる方もいると思いますので、そのような場合は、ご招待者には「全席自由でございます」声をかけるのがコツです。
チケットもぎり
会場入り口で、チケットの半券をもぎる係りです。簡単のようで慣れていないと早くもぎれません。特に開場時間間際は並んでいる方を待たせていますので、すばやい作業必要です。特にテクニックはありませんが、お客さんを待たせないように絶えず気をつけなくてはなりません。もぎり作業は経験を積むと早くなります。
当日券販売
当日券の販売は通常開演時間の1時間〜30分前頃から販売を始めます。販売には充分なおつり銭を用意します。販売前には必ずチケットの枚数を確認することが必要です。チケットは金券ですので、最後には販売チケットの枚数と売り上げ金額が合わなければなりません。
当日券預かり
当日券預かりは当日渡しのチケットを預かる係りです。チケットは預かる時点で、必ず誰から誰に渡すものかを確認して預かります。その際にチケット代金の受け取りを依頼されることもありますが、その場合は預かったチケットの封筒にチケットの代わりに現金をいれ依頼者に返します。 このチケット代金の受け取りは、よくトラブルのもとになることがありますので、出来ればしないほうがいいでしょう。また、最後まで引き取りにこないチケットや封筒が残ることがあります。その場合は主催者(依頼者)に返します。
プログラム渡し
(無料配布の場合) プログラムを渡す担当者です。無料配布の場合は通常はチケットもぎりのすぐ後ろにいて、チケットをもぎったすぐ後に渡します。渡し漏れのないように気をつけましょう。
(有料販売の場合) プロがラムの販売には充分なおつり銭を用意します。販売前には必ずプログラムの部数を確認します。有料プログラムは金券と同じですので、最後には売り上げ部数と、売り上げ金額が合わなければなりません。
物品販売 コンサート会場で販売するものには演奏者のCDやDVD等があります。終演後サイン会を行って売ることもあります。また販売元のレコード会社や楽器店が委託されて販売することもあります。
ロビー担当 小ホールで行うリサイタル等では特にロビー担当者は置かなくてもいいと思います。ロビーはコンサートが始まる前にお客様がくつろぐ場所です。通常はドリンクコーナーや、クロークがあり、音楽関連の小物の売店があるところもあります。 またロビーコンサートなども開催される場所です。クラシックコンサートの場合は一般的には静かな雰囲気がただよっています。ですからそこでは大声をだしたり、子供が走り回ったりするような場合はそっと注意を促がします。