コンピュータ楽譜制作とは、コンピュータを使ってオーケストラなどの色々な分野の楽譜を入力して譜面を作る仕事です。コンピュータでの楽譜制作ソフトが開発されるまでは、音譜の清書はすべて写譜屋さんが手書きで行っていましたが、現在では、楽譜制作ソフトもさまざまな種類が出ており、誰でも簡単に楽譜が作れるようになってきました。

　コンピュータ楽譜制作の仕事は、楽譜の読み書きの能力はもちろんですが、それに加えてパソコン操作の知識が必要となります。仕事を覚えるのに３年、プロとして仕事ができるようになるのには１０年以上の経験が必要と言われています。

　コンピュータ楽譜制作の仕事につくには、専門学校などで楽譜制作について勉強を行います。卒業後は楽譜制作会社へ就職するほか、仕事を紹介してもらい自宅でフリーランスとして作業をします。パソコンの前にずっと座りっぱなしで楽譜を作っていくため、根気と集中力が必要になります。そして音楽が好きで、美しい楽譜を作っていきたいという気持ちを強くもっていることが必要でしょう。