ヴォイストレーナーというのは、歌手や声優などの声を使う職業の人に対して、正しい歌い方や声の出し方を教えたり、発声方法や歌唱技術などの専門的な指導をすることを仕事とする人のことをいいます。また発声と歌唱技術の指導だけにとどまらず、呼吸のメカニズムや姿勢と発声の関係なども指導します。

　ヴォイストレーナー自身に高度な発声、歌唱テクニックが不可欠ですが、ヴォイストレーナーの最大の目的は、教える相手がうまく発声、歌唱できるようにすることですので、指導力の高さが何より重要になります。

　ヴォイストレーナーになるには特に公的な資格はありませんが、発声と歌唱を扱う職業なので、音楽系大学の専門科などで基礎知識を学ぶのがよいでしょう。

　また専門の課程を設けている音楽系の専門学校がありますのでそこでもヴォイストレーナーの基礎を学ぶことができます。卒業後はアマチュア合唱団などの専属のヴォイストレーナーとして働くのが一般的です。