モーツァルトのピアノ名曲
モーツァルト:キラキラ星変奏曲
「キラキラ星変奏曲」の正式なタイトルは、フランスの歌曲「ああ、お母さん聞いての主題による12の変奏曲」といいます。これは1770年頃のパリで流行していた恋の歌ですが、替え歌「Twinkle, twinkle, little
star」の童謡として世界的に広まり、現在では世界中で愛唱されています。この変奏曲はかなり技巧的に難しく、真珠のネックレスのように音の粒が揃うようになるには熟練を要します。
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モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番イ長調 KV331「トルコ行進曲付き」
モーツァルトのピアノ・ソナタ中、もっとも広く愛好されている作品です。ほとんどの方が一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
第3楽章が有名な「トルコ行進曲」であるため、「トルコ行進曲付き」と呼ばれることがあり、第3楽章の「トルコ行進曲」だけで単独で演奏されることが多くなっています。「トルコ行進曲」はそれほど難しい技巧が必要ではなく、少しピアノの経験があれば、十分に弾くことができます。 Amazonで試聴
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モーツァルト:ピアノ・ソナタ第8番イ短調 K.310
モーツァルトは18曲の美しく優れたピアノ・ソナタを作曲しましたが、この曲はその中でも最も有名な曲でしょう。
モーツァルトのピアノソナタ作品の中では珍しく短調で書かれています。他にはピアノソナタ第14番ハ短調K.457のみです。パリ滞在中に作られたソナタでパリ・ソナタといわれることもあります。モーツァルトの暗く激しい部分を強調した曲で、深さというよりは嵐のように劇的な曲想が魅力的です。 Amazonで試聴 CDはこちら
モーツァルト:幻想曲ニ短調 K.397
モーツァルトの幻想曲は、このニ短調のK.397と、もう一曲ハ短調のK.475が有名です。曲は「幻想曲」というタイトル通り自由な形式で書かれ、冒頭の序奏のような役割を果たす分散和音の部分や、哀感に満ちた美しい主題など、まさに天才的な霊感が遺憾なく発揮された名曲です。
しかしこの曲は初版の楽譜が97小節で中断しており、この欠落部分を埋めるモーツァルトの自筆譜は今日に至るまで見つかっていません。 Amazonで試聴
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